こんにちは!(株)BIZサポートの山口晃平です!今回は四日市市内の空き家を訪問し、感じた事や得た情報をご報告させて頂きたいと思います。

 まず初めに感じた事が、圧倒的に空き家の数が多いということです。今回はある程度地区範囲を決めてから回り始めたのですが、地区を限定したのにも関わらず密集するような形で空き家が転々としている状態でした。また、空き家の2軒隣がまた空き家と今後の空き家問題を彷彿とさせるような状況も多々存在していました。

 空き家の中でも様々な状態の空き家があり、物件が見えなくなるほど草木が伸びきった空き家、近隣の住民に恐怖を与えてしまうまで劣化してしまった空き家、また逆に人が住んでいるのではないかと疑問に抱くほど綺麗な空き家など様々でした。結論として、人が住んでいないということは物件及び土地を急速に劣化させてしまうが故に定期的なメンテナンスが必要だということです。

 また今回空き家を周る中で、近隣の住民の方々とお話させて頂ける場面が何度かありました。その中で、その地区で20年近く住んでおられた方がその地区の歴史や空き家になった場所・経緯をお話しされた後、「人がどんどん居なくなる。この地区も無くなってしまうのかね」とお話しし、胸が締め付けられる思いになりました。、また、「あそこの空き家は草木がとんでもない量になっていて、火事などが起こると怖いので早くなんとかして欲しい」という声もお聞きしました。近隣というのは極小のコミュニティであり、その極小のコミュニティーが集まり地区という大きなコミュニティとなります。この元となる極小のコミュニティーが崩壊してしまうと地区が成り立たなくなり、やがて消えてしまうのです。地区を存続させるためにも次の世代に空き家と一緒にコミュニティーを受け次げるような体制作りを、そこに住んでいた所有者、不動産業者、行政で手を組み取り組んでいくべきでは無いでしょうか。