いよいよ中古住宅流通市場の活性化に向けて準備が整ってきました。

不動産業界では、レインズという物件情報のプラットフォームを利用しています。

業者間システムのため、宅建業者しか利用できません。

専属専任又は専任媒介契約(宅建業者と顧客との媒介契約)の場合、レインズの登録が義務付けされていま

す。

レインズを見た買い希望の仲介業者が、登録中の売り物の仲介を業者に依頼しても、既に商談中と答える場合

があるという。

これは、売り希望の仲介業者が自ら買い希望顧客を仲介することで、仲介手数料を売り主からも買主からももら

うことができるためと思われる。

明らかな囲い込みは売り顧客にとって売却機会の減少に繋がり、高値で売れる機会を失っている可能性もあ

る。

このような事例が横行すると、消費者の信頼を失うばかりでなく中古住宅市場が活性化しない。


次に中古住宅への品質の不安の解消も、中古住宅市場の活性化に向けて重要なファクターとなる。

これに対応するため、国交省は専門家による住宅診断(インスペクション)を普及させる法改正を検討している。

また、宅建業者が買主の売買契約時に必要な「重要事項説明書」においても住宅診断(インスペクション)の項

目を追加する方向で宅地建物取引業の改正案を来年の通常国会へ提出する予定となっている。


今後、高齢化による住宅の相続は増え、結果的に中古住宅(空き家を含む)は増加し続ける。

中古住宅流通の活性化は、空き家を防止する最善策でもある。

大量生産、大量消費の時代は終焉しました。

いいものを長く使い続けることが地域にも環境にも優しいことは明白です。

そのためにまず自分の周りから対応していきます。

それでは・・・。