昨今、スマホの所有率が右肩あがりで急増しています。2010年ではスマホの所有率が9.8%だったのに対し、2016年では70.7%と現在では10人に7人はスマホを所有する時代となっています。スマホの普及率に合わせ、大手家電メーカーなどではスマホと連動した家電が開発され、スマホはより生活に密着したものになっています。

実は空き家の管理に対しても、家の鍵を操作できる遠隔施錠や気象センサーを利用した防犯対策としてスマホを使用することができます。

ところで気象センサーで防犯対策とは一体どいうことなのか。

一般的にホームセキュリティは大手警備会社などにお願いして管理することが多いと思いますが、初期投資で約5万円・月々6000円ほど費用がかかります。空き家として3年~5年所有することが前提であれば頑強なセキュリティで安心できますが、やはり費用が気になります。

ITを利用した方法として気象センサーを使って室内の騒音・温度・湿度の変化を計測し、異常があればスマホで知らせるという方法があります。

スマホと連動することが可能な気象センサーを使用し、室内の温度(屋外と一緒の温度だと窓が開けっぱなし)・騒音レベル(外部からの侵入の可能性)・二酸化炭素(火災などの発生)の異常値レベルを自分で設定することでその異常値に到達すると知らせるという仕組みです。

データを転送するためにネット環境が必要ですが、データ料はメガバイトにも満たないため、格安SIMでネット環境の整備ができます。この仕組みだと、初期費用が3万5千円の月々900円で可能となります。

基本的に空き家というと自分の住んでいる所よりも遠隔の地にあることが多いようです。スマホなどをフル活用し、自分にとって負担にならないような管理を目指しましょう。

 
文責-山口晃平