大手住宅メーカー10社で構成する優良ストック住宅推進協議会は三井住友信託銀行と組み、中古住宅購入とリフォームの資金を一体で三井住友信託銀の住宅ローンの最優遇金利を適用するローンを提供すると発表しました。

残念ながらこの商品は以前紹介したスムストック専用商品ですが、これにより従来は築20年超の戸建ては建物部分の資産価値をゼロと査定するのが一般的で、金融機関も担保とみなさないことが多かった、という常識が変わっていけば中古住宅市場の流通促進になると思います。売主にとって今まで土地代くらいにしかならなかった中古住宅の家に価値がつくのでメリットだ。

従来は中古住宅取得は住宅ローン、リフォームは現金か金利の高いリフォームローンというのが一般的だった。
 
しかし政府も空き家対策に乗り出し、中古住宅流通促進を目指す中、この政策を後ろ押しする商品が目に付くようになってきました。

10月からは性能向上リフォームを行った中古住宅を取得する場合に、全期間固定型ローン「フラット35」
の金利を0.6%も引き下げるフラット35リノベ制度が開始される。

買主にとっても質の高い中古住宅を得られやすくなってきました。

空き家を防ぐには、住む、貸す、売る、管理しながら放置、解体しかありません。空き家を抑制するための特例措置や銀行によっては空き家解体ローンなるものもでています。
 
ご存知の通り空き家対策特別措置法が適用されるかもしれません。意味なく空き家を放置してしまうと更に空き家の価値が低下します。

中古住宅市場も変化してきています。使える制度も増えてきています。選択肢を増やしてみてはいかがでしょうか。